代表挨拶

私は、幼い頃から「体を動かすこと」が大好きでした。
 少年時代は、学校帰りに近所の友達と集まって公園で鬼ごっこや色々な遊びに没頭し、また、中学・高校・大学時代はクラブ活動・部活動に打ち込んでいました。

 そんなスポーツ入り浸りの生活の中で、「人間はスポーツをする事により、自身の志と身体を高める事が出来る。」ということに気づき、そして「自分は一生スポーツに関って生きて行きたい。」と考えるようになりました。

 そんな中、趣味で行っていたスポーツを通じ「ペイントボール」を知る機会がありました。始めてペイントボールを知った時は、体中に衝撃が走りました。まるで大きな落雷に打たれた様な感覚です。今でもその感動と衝撃は、しっかり覚えています。感動の理由はその奥深さを知った時、更に倍増していきました。

 ペイントボールというスポーツは正に、自分の持てる力を全て発揮して行うスポーツです。
 ・相手のボールを交わす為の身体能力。
 ・狙った場所に正確に命中させる技。
 ・仲間を思いやる心。
 さらに、ペイントボールはチームスポーツです。
 「大切な仲間を信頼し、個人の持つ力を結集して目的を達成する。」
 「目標を達成していく過程の中で、お互いを高め合う事が出来る。」
 まさに人生そのものです。

 上記に揚げたのはゲームスタイルでの例え話です。ペイントボールの遊び方はコレだけに収まりません。週末に気軽に標的を狙ってのシューティング等色々な楽しみ方も出来ますし、最近では、防犯の分野においてもペイントボールが使用されている場面を見掛けるようになってきました。

 ペイントボールの活動を続けている中で、
「こんなに素晴らしいスポーツの魅力と感動を一人でも多くの人に味わってもらいたい。」
こんな想いが頭の中で一杯になっていき、あらゆる可能性を追求して実行する事にしました。
 そして、私の構想を実現するにあたり、沢山の素晴らしい同志に恵まれたことが幸いでした。騙されたこともありますが、それでもその人を信じて行けば全てが好転しました。これが、私の「信念」です。人は一人では生きていけません。支え合って生きていきます。その事は「ペイントボール」が教えてくれました。

 これからも、日本ペイントボール協会は人の輪を大切にしながら日本のペイントボールの普及・発展の為、精一杯努力していく所存でございますので何卒、皆々様の御叱正と今後のお引き立てをせつにお願い申し上げます。

 この活動を通じてペイントボールに関る全ての方々が幸せになれることを願ってやみません。

 

特定非営利活動法人 日本ペイントボール協会

         理事長 坂野 良介